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SNSで「被害者探し」拡大 元ジャンポケ斉藤の性的暴行騒動で〝二次被害〟無関係の女性タレント拡散、完全否定相次ぐ異例の事態

zakzak by夕刊フジ 2024年10月18日 6時30分

20代の女性に性的暴行を加えたなどとして、不同意性交などの疑いで警視庁に書類送検された元ジャングルポケットの斉藤慎二(41)の事件が関係のない人にまで波紋を広げている。中でもSNS上で被害を受けた女性と誤って特定された女性タレントらが、相次いで完全否定するという異例の事態を引き起こしているのだ。巻き込まれた側はとんでもないとばっちりでしかない。

斉藤は今年7月、東京都新宿区の路上に駐車していたロケバスの中で、20代女性に性的暴行を加えた疑いが持たれている。当然のことながら、被害を訴える女性の素性は明らかにされていないため、SNS上で被害女性を特定しようとする動きが広まったのだ。

登録者数90万人を誇る人気ユーチューバーでモデルのねお(23)は今月9日、自身が被害女性としたSNS投稿を受けて、「全くのデマです」と完全否定の投稿をした。問題の投稿は一時、表示回数が400万回を超えるほど拡散された(現在は削除)だけに、非常に悪質なケースといえる。

元モデルでタレントの松元絵里花(28)も報じられた被害女性の条件に合致するとして〝被害者疑惑〟を投げかけられたが、10日には、自身のSNSでこれを完全否定することになった。「事実無根の全く関係のない事で、急に色んな人から矢を向けられるってこんなに怖いんだね」と訴えている。

「実際に被害を訴えている女性も、弁護士を通じて出したコメントで、ネット上でいわれのない非難を受けていることを告白しました。恐怖を感じ、眠れない日が続いているとしており、事件後の状況でさらに心の傷は深くなっているとしています。まさに至るところに〝二次被害〟が広がっているというしかない状況。興味本位で被害を受けた女性を特定しようとすることや、不確定な情報を発信するというSNSの動き自体も異様と言わざるを得ません」と芸能ニュースサイト編集者は指摘する。

SNSの闇は深い。

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