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巨人・門脇誠〝戦犯〟回避もレギュラー正念場 決勝打も攻守でチームに迷惑「もう、なんとか執念というか気持ち」

zakzak by夕刊フジ 2024年9月2日 11時50分

巨人は1日の阪神戦(甲子園)で逆転勝ち。「7番・遊撃」で先発の門脇誠内野手(23)は2失策、さらに勝ち越し機にスクイズ2度失敗と〝戦犯〟になりかけたが、意地の勝ち越し打で汚名を返上した。

同点で迎えた7回。これまで打ちあぐねてきた相手先発の西勇を攻め、無死一、三塁の大チャンスも、門脇は1ボールからスクイズを2球連続でファウルにしてしまう。あっという間に追い込まれたが、「もう、なんとか執念というか気持ち。なんでもいいんで1点を取りたいっていう思い」で、4球目の直球を詰まりながらも中前へ殊勲の一打。続く小林も三塁線にセーフティースクイズを決め追加点を奪うと、7回裏を終えた時点で雨が本降りとなり、降雨コールドが宣告された。

阿部慎之助監督(45)は「タイムリーの前にちゃんとスクイズを決めていれば1点取れてたわけで。結果オーライになってしまったんですけどね。だから僕はあんまり喜んでなかった」と門脇を手放しではほめず。

大卒1年目の昨季、坂本の聖域だった遊撃の定位置を堅実な守備で奪取したが、今季はリーグ2位タイ14失策と不安定。この日も初回に先制点の献上につながるファンブル、4回にも送球ミスで大ピンチを招いた。先発菅野が踏ん張って事なきを得ると、自らのバットでハーラートップ13勝目を援護。「迷惑を掛けているのは分かってたんで。この時期にこれで負けたら痛い。みんなのおかげで勝てた」と胸をなでおろしたが、ここからが名門球団でレギュラーを守れるかの正念場だ。 (片岡将)

阪神―巨人23回戦(11勝11敗1分、18時、甲子園、4万2600人)

巨人 0001002-3

阪神 1000000-1

(七回裏終了降雨コールドゲーム)

(勝) 菅野20試合13勝2敗

〔敗〕 西勇19試合6勝5敗

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