巨人・門脇誠内野手(23)が「理想」と掲げる丸佳浩外野手(35)に弟子入りした狙いを語った。
15日、ジャイアンツ球場で打撃マシンを相手に、丸と交互に打撃練習。1スイングごとに助言を受け、「聞いたのはバットを側から出す感覚。狭いところでスイングしているような形でも丸さんは速く、鋭く振れますから。丸さんはトップの位置がピタリと決まる。あの感覚を身に付けられればボールを長く見られるし、選球眼にもつながってくる」と門脇は説明した。
昨季は129試合に出場し打率・243、0本塁打。四球も37で、出塁率・319と低かった。そこでプロ野球歴代12位の通算1067四球を選び現役最多の丸から〝出塁の鬼〟の極意を会得すべく、合同トレを頼み込んだ。
「自主トレを違う人とやるよりも、同じ左打者でシーズン中も一緒にやれて、見ていただける人でこんなに素晴らしい先輩がいる。頼まない訳はないです」と昨年11月16日以来、2度目の合体。
「丸さんは左打者として一つの理想形。出塁ができて長打もある。ああいった打者にショートの僕がなれれば、チームはめちゃくちゃ強くなる。見ていてください」と志は高い。この子弟コンビが連覇のカギを握るかもしれない。 (片岡将)