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「笑点」動き出す思惑 三遊亭王楽の「七代目円楽」襲名、好楽から親子でレギュラー引き継ぎも? 壮大な親子のドラマが動き出すのか

zakzak by夕刊フジ 2024年9月28日 10時0分

来年2月20日付で七代目三遊亭円楽を襲名することになった落語家、三遊亭王楽(46)。三遊亭好楽(78)の長男ながら、五代目圓楽さんの27番目の弟子でかつ最後の弟子であり、落語界では珍しい親子ながら兄弟弟子という関係でもある。そんな王楽改め七代目円楽には大きな期待が寄せられている。

2022年9月30日に六代目円楽さんが死去した後、注目されていた後継者だが、王楽は、書面で「五代目、六代目が大きくした名跡を汚さぬよう精進致します」と宣誓した。

04年5月に二ツ目、09年10月に真打ちに昇進。「古典も新作もでき、高座も華やか。さすが二世落語家だと思いますよ」と演芸関係者は話す。

そんな中、円楽という名跡の復活に期待を寄せる向きがある。

「日本テレビの長寿演芸番組の『笑点』ですが、ゆくゆくは七代目円楽が大喜利メンバーに入るのではないかと取り沙汰されています」と先の演芸関係者。

「笑点」は今年3月に林家木久扇(86)が大喜利メンバーを勇退し、新たに立川晴の輔(51)がレギュラーに加わった。立川流のレギュラーは初代司会者だった立川談志さん以来55年ぶりで、大喜利回答者では史上初だった。

「ここ数年で、桂宮治さん(47)、春風亭一之輔さん(46)、そして晴の輔さんと若いメンバーが増え、世代交代が進んでいます。そう考えるなら、好楽さんと三遊亭小遊三さん(77)もいずれは交代することになるのは必然。そのとき、新メンバー候補の筆頭になるのが王楽さん、つまり七代目円楽さんでしょう」と話すのは民放関係者。その理由をこう話す。

「やはり『笑点』にとって、五代目圓楽さん、六代目円楽さんは長年番組を支えてきた功労者です。このため、『笑点』には円楽という看板が欠かせないという思いが強いのです。今回、七代目を襲名する王楽さんは、好楽さんの長男とあって知名度も高く、さらに華もある。そして好楽さんが勇退するときがくれば、番組史上初めて親子でレギュラーを引き継ぐなんてことも可能です。番組としては期待するのは当然でしょうね」

壮大な親子のドラマが動き出すのだろうか。

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