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巨人の4年ぶりV支えた「桑田再生工場」 大勢は守護神に返り咲き、胴上げ投手に…リーグ優勝を強力バックアップ ベテランもファームで復活

zakzak by夕刊フジ 2024年9月30日 13時52分

巨人2軍は29日、イースタン・リーグ最終戦を行い、42年ぶりに優勝したDeNAと2ゲーム差の2位に終わった。桑田真澄2軍監督(56)は就任1年目から多くの戦力を1軍に送り込み、4年ぶりのリーグ優勝を強力バックアップ。「2軍から行った選手がよく活躍してくれたんで、僕自身もうれしかった」と充実感をにじませた。

ファーム再調整となった選手たちを預かり、次々と再生した今季。桑田2軍監督は「リフレッシュといって2軍に来ましたけど、よくないから落ちてきている。それがメンタルなのか、フィジカルなのか、テクニカルなのか。まずは僕が面談して課題解決法は何か、どれくらいの期間取り組んでいくか、計画を立てていた」と振り返る。

1軍に送り出した選手のうち最も心配していたのは、入団3年目の大勢(25)。1年目から37セーブの活躍も、2年目の昨季はコンディション不良で離脱を繰り返し、最後まで調子が上がらなかった。今季も5月4日に右肩痛で離脱したが、桑田2軍監督の「完璧な選手はいない。毎年アジャストしながら、少しずつ経験して成長につなげていくのが大事」という教えを胸に、6月30日の1軍復帰後は守護神に返り咲き、胴上げ投手となった。

ベテランもファームで復活。昨年は2軍調整が続いた菅野も久保巡回投手コーチの薫陶を受け、今季は15勝でエースに復権した。「久保さんと僕の理論はほぼ同じ。久保さんにお願いすれば、だいたい伝わる。そこの連携も取れていたので、非常に助かっています」と桑田2軍監督。球団史上初めて2軍監督を経て優勝監督となった阿部監督に、続く存在となるか。 (塚沢健太郎)

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