初来日した米大リーグ・ドジャースのムーキー・ベッツ内野手(32)が22日、東京都大田区の松仙小学校を訪問し、野球教室を開催した。
チームは17日に佐々木朗希との契約合意を発表したが、決断の上で大きな役割を果たしたのが14日(日本時間15日)に球団首脳の自宅で行われた最終面談と食事会。大谷、ベッツ、フリーマンらが参加し、目の前で職人が握るすしを楽しんだという。ベッツは「(その席で)普段の日常生活について聞いただけ。好きな食べ物、好きな色とかね。野球の話題は一切出なかった。朗希がどんな人間か知りたかったんだ。彼はアイスクリームが好きらしい。『入団したら一緒に食べにいくぞ』と約束したよ」と明かした。
さらに佐々木が活躍するために必要なことも伝授。「冗談を言い合って、笑いあって、そしてアメリカの文化にしっかりと入ってくれればプレーの上でも最高のピッチャーになってくれる。チームのみんなが、この惑星最高のピッチャーになってくれると信じている」とアメリカの文化を受け入れ、打ち解け合うことが重要だと説いた。
ワールドシリーズ優勝3回を誇るチームリーダーからの金言。聞いておいて損はないはずだ。 (片岡将)