女子ゴルフの渋野日向子(25)が米用品メーカー「PING」との契約を昨年末に解消し、米ツアー4年目は新クラブで挑むことになった。
渋野はプロ1年目の2019年から同社のクラブを使用。同年7月の全英で優勝すると、使用ドライバーが売り上げナンバーワンを記録したこともあった。しかし、同社のPR担当は「契約は満期ということで終了しております。(契約年数など)詳細についてはお答えできません」と説明。同社ホームページの契約プロの欄から、すでに渋野は削除されている。
昨季はスリクソンのアイアンなども使用していたが、現状では特定のメーカーとは契約を結ばない予定。ゴルフ界随一の人気者の使用クラブとなれば売り上げの大幅増は確実で、水面下で大争奪戦が展開されているとみられる。
また、渋野がラウンド中に着用するキャップに入った「PING」のロゴは絶大な宣伝効果を誇っただけに、今季はどんなキャップをかぶるのかも注目される。
昨季は全米2位、全米プロ7位と大舞台での強さは健在ながら、年間ランキングは65位に終わった。昨年末にPINGのファン感謝デーに出席した際には「全クラブ頑張らないといけない。気持ちよく振れる数が増えてくるといい。あまり難しく考えずにできたらいい」と話していたが、新たな相棒とともに再スタートを切る。 (塚沢健太郎)