2カード連続負け越し中の阪神・岡田彰布監督(66)が18日、球宴前最後のカードとなる19日からの広島3連戦(甲子園)に向けてゲキを飛ばした。
もっか首位巨人に2・5ゲーム差の4位に低迷中で貯金は2。「(球宴休みは)4日間しかないから、区切って再スタートという感じはない。継続やろ。普通にやったらええだけの話」と前を向いたが、そこは歯に衣着せぬ性分だ。
17日までの巨人3連戦(東京ドーム)ではナインの消極的姿勢をボヤキまくったが、その手の不満は一夜明けても冷めやらず…。「スコアブックに載らんようなことやけど、いっぱいある。エンドランはバット振るやろ? でも振れへんのよ。そんなん野球やない。1試合に3、4つも(ミスが)あったら勝てん。競ったゲームになったら、野球がヘタな方が負けるということや。1回でサイン分かればいいのにそれができんから…」とブツクサ。「(日本一になった)去年は勝ってるから余裕があったんよ。でもこういう時にちゃんとできるかどうかやから。勝ってる時は誰がやってもできるんよ」―。前半戦最後の〝どんでん流〟の警鐘にナインが応えられるか。 (岩﨑正範)