女性とのトラブルで多額の示談金を支払っていたことが発覚し、事実上の休業状態となっているタレントの中居正広(52)。日本テレビが「ザ!世界仰天ニュース」(日本テレビ系)で降板にかじを切ったことで、ついに〝降板ドミノ〟が動き出した。
日テレは「仰天ニュース」をめぐり、7日放送分で中居の出演シーンをすべてカット。「不明な点が多い」として、出演を当面見合わせるとしていたが、15日にいたって降板を発表した。
今回の問題をめぐって初めての降板となるが民放関係者はこう話す。
「今後のポイントとなるのは、15日に発表された〝総合的に判断して、降板していただくことにいたしました〟という日本テレビのコメントです。中居さんが自発的に降板したのではなく、局側が促したということにほかなりません」
中居は「仰天」以外に、「中居正広の土曜日な会」(テレビ朝日系)、「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(TBS系)、「THE MC3」(同)、「だれかtoなかい」(フジテレビ系)に加え、「中居正広 ON&ON AIR」(ニッポン放送)というレギュラー番組を抱えていた。3月末で終了する「だれかto」以外は、どの番組も休止中の状態だ。先の民放関係者は話す。
「正直、生煮えの状況です。中居さんが今後について休業か引退という意向を示していれば、何の苦労もなく番組を閉じることができたでしょう。しかし示談が成立しているので支障なく活動を続けられるとの見解を示したことで、ボールは局側に渡された形になりました。しかし、中居さん側の説明が視聴者にとって十分とはいえない今、コンプライアンス的にみても、すすんで中居さんを復帰させようというテレビ局はありません。むしろ、誰が最初に首に鈴をつけるかということで横にらみの状況になっています」
そして、その先陣を切ったのが日本テレビだったというわけだ。
「ここからは各局が同じように、中居さんとの協議の中で降板を促していくことになります。各局とも株主やスポンサーから怒りを買わないうちに、遅かれ早かれ態度を決めていくのではないでしょうか」(先の民放関係者)