11月になると、年末恒例のイベントがあちこちで始まり出す。
「ユーキャン新語・流行語大賞」のノミネートもそのひとつ。漫画家でコメンテーターのやくみつる(65)や、トランプ米大統領誕生に「何をするのか心配です」とコメントした芸人のパトリック・ハーラン(53)らが審査員を務める。
「毎年30項目がノミネートされ、そのうちの10項目がベスト10として発表され、第1位が決まります。ノミネートの段階では毎年、ブラック系の言葉も入っています。今年も『トクリュウ』や『ホワイト案件』などがノミネートされましたが、以前審査員に聞いたところ、最終的に1位に選ぶ言葉は、明るい言葉、前向きな言葉という暗黙のルールがあるそうです。目くじらを立てることではないですが、ブラック系の新語・流行語は最初から当て馬といえます」(ウェブメディア記者)
「50―50」という認知度の高いものから「アザラシ幼稚園」や「猫ミーム」などX(旧ツイッター)やTikTokを親しんでいなければ分からない言葉も…。新語・流行語にも世代間格差が顕著だ。 (業界ウオッチャーX)