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巨人、新幹線内カンヅメの選手続出 優勝争いにも水差す〝台風直撃〟小林誠司「東京―新大阪で7時間かかりました。キツかった…」

zakzak by夕刊フジ 2024年8月31日 12時48分

日本列島に記録的な大雨をもたらしている台風10号は甲子園に乗り込んだ巨人ナインの足を直撃した。

30日の阪神戦は午前中のうちに早々と中止が決定。巨人ナインは雨が降り出す前にグラウンドで全体練習を行った。

前日29日のヤクルト戦(神宮)が中止となった巨人。各自がその日のうちに東海道新幹線で大阪入りするはずだったが、大雨によって夕方ごろから折り返し運転となり、新幹線内にカンヅメとなった選手が続出した。浅野翔吾外野手(19)は「午後3時39分の新幹線に乗ったんですけど、小田原で止まってしまって。5時間くらいですかね。結局、東京に戻ることになって、ホテルに着いたのが夜の11時くらいでした」。30日も東海道新幹線は東京―名古屋間で終日運転を見合わせていたため、朝一番の飛行機で空路大阪入りし、ややお疲れの様子だ。

それでも、高松商高3年時以来の聖地に「高校の時はプロ野球選手を目指していて、今はお客さんに見てもらう立場。身長が小さい自分が、体の小さい子供たちにいい影響を与えられたら」と目を輝かせた。

29日の早い時間帯に移動した選手はとんぼ返りこそ避けられたものの、小林誠司捕手(35)は「東京駅から乗って、品川くらいからタブレットで試合の映像を見てたんですけど、1試合見終わって、ふと顔を上げても周りの景色が変わってなかった」と苦笑い。「結局、東京―新大阪で7時間かかりましたからね。移動できたから良かったものの、さすがにキツかった…」と、こちらもげんなりだ。

優勝争い真っただ中の伝統の一戦を前にとんだ水入りとなったGナインだが、台風にも負けないたくましさを見せたい。 (片岡将)

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