ドラフト会議で巨人に1位指名された石塚裕惺内野手(18)=花咲徳栄高=ら指名選手11人が1日、川崎市のジャイアンツ球場を施設見学のため訪問。〝坂本2世〟と期待されるゴールデンルーキーは驚異の胃袋で球団関係者を驚かせた。
前日11月30日は東京ドームでのファンフェスタで背番号「23」のユニホーム姿をお披露目。この日はグラウンドや生活拠点となる寮、動作解析などを行う最先端施設などを見学して決意も新たにした。
「時間を無駄にしないように、早く昨日の東京ドームの舞台でプレーできるように努めることが自分の使命だと思っています」と石塚。
付き添いの家族も交えて寮の食堂でランチタイムを楽しんだが、同席した球団関係者が目を丸くしたのが、その食事量。
「ラーメンと、ビビンバ丼と、ハンバーグとサラダとスープとフルーツでした」を胃袋に収め、「素直においしかったです」と笑顔で振り返った18歳はさらに「ケーキを一口」と甘味まで堪能したというから驚きだ。
「あれだけ食べられるのも才能ですよ。まだまだこれから大きくなれるはず」と球団関係者が話す通り、181センチ、82キロの体格はさらに成長している。自身は「体重はもう3、4キロ増えていて。体作りは意識してやっています」とうなずく。それでも「おなかいっぱいです。胃がもたれそう」と苦笑い。さすがに3種のメインディッシュは重かったようだ。
「(量を)食べられない人はこの世界で長生きできない」と食事の大切さを説くのは阿部慎之助監督(45)。ドラ1ルーキーの胃袋の大きさは、明るい未来を示しているようだ。 (片岡将)