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FA残留の阪神・大山悠輔「こだわりない」…藤川球児新監督の方針に何番でも歓迎 「楽な打順で打点を稼ぎまくるのが理想」とOB

zakzak by夕刊フジ 2025年1月25日 14時0分

昨オフにFA残留した阪神の主砲・大山悠輔内野手(30)が24日、甲子園の室内練習場で自主トレを公開。プロ9年目の今季は藤川球児新監督(44)のもとで新たに5年契約の1年目を迎えたが、慢心はどこにもない。

岡田前監督時代は4番が主戦場だったが、藤川監督は「伸び盛りの森下を4番に置いて負荷を与える。大山は5番で待ち構えたい」と新主軸を披露。まだ老け込む年齢でもない大山にすれば微妙な心境も…と思われたが、キッパリとこう言い放った。

「そこは僕が決めることじゃない。毎年同じことは言ってるけど、僕は打順にこだわりはない。監督やコーチが、どうすれば一番チームが勝てるかを考えてくれるので、その出した答え(打順)に自分はしっかりとやるだけなんです」。当然5番も重要な打順だが、チームが勝つためなら6番でも下位の打順でも引き受ける気でいる。5年総額17億円プラス出来高払いの高給取りになっても、〝自分ファースト〟の精神は全くない。

日本一を達成した一昨年は「不動の4番」で君臨するも、2位に泣いた昨季は屈辱となる自身6年ぶりの2軍落ちもあり、打率・259、14本塁打、68打点で終えた。そして名誉挽回となる今季…。OBの間からは「元々、勝負強さがある。楽な打順で打点を稼ぎまくるのが理想」と大山の姿勢を歓迎する声が上がっている。

「やっぱりもう一度優勝、日本一を達成したいと思って残留を決めたというのもある。もう一回チームの皆と頑張りたい」と大山。文句なしの活躍が見たい。 (岩﨑正範)

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