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ケイの好投支えた男気・戸柱恭孝のリード 日本S第4戦DeNA大和観戦記 チームロッカーではラテン音楽、外国人が活躍しやすい環境

zakzak by夕刊フジ 2024年10月31日 13時31分

今季限りでDeNA退団・大和の観戦記

今季限りでDeNAを退団した大和内野手(36)が、前日に引き続き本紙に観戦記を寄せた。

DeNAが2勝2敗のタイに戻しました。ケイ、坂本、ウェンデルケンが無失点リレーで相手の強力打線を無失点に封じたのが一番大きかった。打撃ではオースティンが4回に先制ソロ、7回にもダメ押しの適時打。今季は外国人選手の活躍が目立ちます。

ベイスターズは外国人にもみんなフレンドリーに接して、彼らも日本語を覚えてチームに溶け込もうとしている。お互いにうまくコミュニケーションを取れているので、活躍しやすい環境がつくられています。ロッカーではラテン音楽がガンガンかかっていて、僕が2018年に阪神から移籍したときには「すごいチームに来たな」と驚いたものです。メジャーでは当たり前の習慣だそうで、同じノリが外国人はやりやすいのだと思います。

ケイは7回まで7奪三振。変化球がいいところに決まっていました。好投を支えたのが戸柱のリードです。1、2戦を戦ってうまくいかなかったことを見直して、3、4戦では攻略できている。特にこの日は栗原、山川の3、4番をいずれも4打数無安打に抑えられたのが大きかった。

戸柱はすごく男気のある人間で、自分のことよりチームのことを考えて行動している。自分のできることを黙々とやりながら試合に入っていて、すごく成長を感じる選手の一人です。

今季は若い山本祐大が主にマスクを被り、守備より代打の出番が多かったので、どんな心構えでやっているのか僕に聞いてきたこともありました。準備の仕方などをアドバイスしましたが、大事なところで試合に出て結果を出しているのは本人の心構えがしっかりできていたからだと思うので、僕も役に立ててうれしいですね。

これで第6戦から本拠地の横浜スタジアムに戻ることができます。どっちに転ぶか分からない試合が続くと思いますが、短期決戦は勢いがある方が勝つ。それをモノにするのがベイスターズというチームだと思います。

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