楽天・辰己涼介外野手(27)が28日、東京都内で行われた「三井ゴールデン・グラブ賞」表彰式に全身ゴールドで登場。26日の「NPB AWARDS 2024 supported by リポビタンD」に続いて、ド派手なファッションショーを繰り広げた。
パ・リーグ外野手部門で4年連続4回目の受賞の辰己は、ゴールデングラブの常連として金のスパンコールスーツの上下に加え、顔や髪も金色で統一する力の入れよう。会場に駆けつけた家族にも好評だといい、「いい奥さんに恵まれた。息子も怖がらずに寄ってきてくれた」と胸を張った。
2日前の式典にも紋付き袴で登場。続いて、外野手のシーズン最多新記録397刺殺の達成にかけて英国の殺人鬼「切り裂きジャック」のコスプレ、さらに甲冑姿と早着替えを披露している。
日本代表の一員として参加した先日の国際大会「プレミア12」でも、決勝戦前の円陣で「どうも、未来からきました。優勝おめでとう!」と声出しして賛否を呼んだ。突飛な言動が目立つが、「自分自身にハッパをかけて、必死に成績を残そうとしている」と球団関係者は受け止めている。
表彰シーズンの風物詩として定着させるためにも、グラウンドで結果を出し続けたいところ。辰己は「来年も楽しみにしていただければ」と自らにプレッシャーをかけつつ、「ただ、ネタはもうないです」と笑いを誘っていた。 (山戸英州)