20代の女性に性的暴行を加えたとして、不同意性交などの疑いで元メンバーの斉藤慎二(41)が警視庁に書類送検された「ジャングルポケット」が改名問題で揺れている。もともとは競走馬から付けた名前だけあって、こうした事態に競馬ファンからも非難の声が上がっているのだ。
斉藤が所属事務所からマネジメント契約を解除されたことで事実上の脱退となり、太田博久(40)とおたけ(41)のコンビとなったジャングルポケット。
22日に放送された「パンサー向井の#ふらっと」(TBSラジオ)にゲスト出演し、コンビ名について言及した。
MCのパンサーの向井慧から、改名の話題を振られた太田は「確かに、その話にもなってるんですよ」と率直に反応。おたけも「いざね、名前変えるって言っても、いまさらどういう名前がいいのってなるじゃないですか」と複雑な胸の内を明かす。
太田は、マネジャーとも話し合っていることを明かしたが、「まだ100%の意見には至ってない」とも。しかし、続くおたけの発言は、今回の問題の影響の根深さをうかがわせる。
「この名前(ジャングルポケット)って、もともと競走馬の名前ってのもあって、結構クレームがくるんですよ」と明かしたのだ。
「斉藤が競馬好きということもありましたが、名前の音の響きなどで決めたそうです。ジャパンカップで勝った名馬ですからね。今回の不祥事を受けて、競馬ファンからは『名前を汚すな』と非難の声が上がっているそうです。とはいえ、2人もこの名前に愛着があるし簡単に改名というわけにいかないのでしょう」と演芸関係者。
トリオからコンビに変わった際、改名したケースは少なくない。「キングオブコント」や「M―1グランプリ」でファイナリスト経験もある「アキナ」(秋山賢太、山名文和)は、もともとは「ソーセージ」というトリオだったが、メンバーが不祥事で脱退したことで、残った2人が「アキナ」として再出発した。
「昨年のキングオブコント覇者のサルゴリラもコンビになって改名後、ブレークしました。会社を離れてもコンビやトリオを継続するために名前を残すこともありますが、もはや斉藤が戻ってくる余地はないわけですから、改名のタイミングは今しかないんですけどね」と先の演芸関係者。