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東証また大幅反落の大荒れ相場 米国と逆行する日銀利上げ路線が修正されなければ…「岸田・植田ショック」が尾を引くことに

zakzak by夕刊フジ 2024年8月7日 11時40分

東京株式市場の日経平均株価は5日に史上最大の4451円安を記録した後、6日には史上最大の3217円高となった。続く米国株も反発したが、7日は再び朝方から売りが先行し、下げ幅は一時900円を超える場面もあった。大荒れ相場は日銀の追加利上げをきっかけに始まっており、今後の値動きに不安が残る。

日経平均は午前9時15分現在、前日終値比936円00銭高の3万3739円46銭。その後は買い戻しも入り、下げ幅をやや縮めている。

6日の米ダウ工業株30種平均は、前日比294.39ドル高の3万8997.66ドルと4営業日ぶりに反発した。米連邦準備制度理事会(FRB)が9月に大幅利下げに踏み切るとの期待感も相場を支えた。

これに対し、日銀の植田和男総裁は年内のさらなる利上げを否定せず、岸田文雄首相も「金融政策の正常化」に言及した。

衆院財務金融委員会は月内に植田総裁らが出席して閉会中審査を実施するが、政府・日銀の利上げ路線が修正されなければ「岸田・植田ショック」は尾を引きそうだ。

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