不動産の差し押さえを免れようと虚偽の所有権移転登記をしたとして、強制執行妨害目的財産譲渡仮装などの疑いで逮捕され、6日付で不起訴処分となった元タレントの羽賀研二氏(63)。一連の報道を経て、芸能界と決別する思いを明かした。
逮捕された7人全員が不起訴処分という異例の事態だが、名古屋地検は処分の理由を明かしていない。
羽賀氏は「逮捕されたときは過剰なほど報じられましたが、不起訴処分はあまり報道されていないのが悲しいです」と振り返り、こうも語る。
「40年を超える芸能生活で、テレビの方々は一緒に時代を作ってきた仲間だと思ってきましたが、今回の一連の報道で芸能界への復帰はもう無理だということがよく分かりました」
暴力団員との関わりない
逮捕直後、足がすくんで立てなかったというが、「不起訴処分が発表されたということですから、余罪はなく、潔白であることを理解していただきたいです。不動産のコンサル会社を介して、不動産の売買が決まり、決済日に銀行で、今回の司法書士の先生にお会いしただけです。暴力団員の方とは一切関わりありません。私は考えていませんが、人によっては国賠訴訟をしなければならないような不当逮捕といえるのではないでしょうか」と訴える。
そして子供たちに対して、「顔を合わせて、謝罪することも、弁明することもできません」と謝罪の気持ちを明かした。
そして「応援してくださる方も多くいらっしゃるので、本当にありがたいです。SNS再開のリクエストも多くいただいているので、SNSを介して、皆さんに元気を出していただけるような発信は考えています」と話している。