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最下位ヤクルトに痛恨連敗の巨人、頼みは秋広優人の勢い 下降線の打線でもチャンス演出、チーム関係者からはスタメン待望論も

zakzak by夕刊フジ 2024年9月5日 13時45分

巨人は4日、最下位ヤクルト戦(京セラドーム大阪)に零封負けで痛恨の連敗。打線の起爆剤としてにわかに、前日3日に昇格したばかりの秋広優人内野手(21)への期待が高まっている。

取りこぼしが許されない最下位相手に、「完敗だな」と阿部慎之助監督(45)。相手先発の2年目吉村に、プロ初の完投を無四球と完封のおまけまでつけて許した。

6回まで二塁さえ踏めず手も足も出ない苦しい展開に変化をもたらしたのは、7回2死一塁から岸田行倫捕手(27)の代打で登場した秋広だ。追い込まれながらも遊撃前に叩きつける内野安打をマークし、この試合で初めて得点圏に走者を進めた。9回も2死一塁から8球粘り、中前打で好機を演出。ともに後続が続かず得点には至らなかったが、いつもは辛口の阿部監督から「いい粘りを見せてくれた。継続してほしい」と珍しく賛辞も飛び出した。

前夜も8回まで無得点と下降線の打線にテコ入れを期待するチーム関係者からも、「このところ岸田に疲れが出てきて、打線の切れ目になっている。打力のある大城に捕手を任せて、一塁で秋広を先発させるしかない」とスタメン待望論だ。

本人は1軍復帰初打席となった前日3日の同カードでも、粘って一時同点を呼び込む四球を選ぶなど連日、懸命のアピール。「何とか貢献できるように」と次のチャンスに向けてギラついている。 (片岡将)

巨人―ヤクルト21回戦(巨人12勝9敗、18時1分、京セラドーム大阪、3万1531人)

ヤクルト000200010-3巨 人000000000-0

(勝) 吉村19試合6勝8敗

〔敗〕 グリフィン16試合6勝4敗

(本) オスナ16号②(グリフィン)

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