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河野太郎氏にX〝ブロック〟された 新型コロナワクチン被害者が激白 ショック「国民の声に耳を傾けない総理になるんだろうな」

zakzak by夕刊フジ 2024年9月10日 11時43分

自民党総裁選への出馬を表明した河野太郎デジタル相(61)をめぐり、X(旧ツイッター)で「ブロック」を多用することが議論になっている。河野氏は「誹謗(ひぼう)中傷してきた人をブロックする行為は当然だ」と説明するが、新型コロナワクチン接種後の健康被害を訴える一般女性のアカウントも〝拒絶〟している。2021年にワクチン担当相を務めた河野氏にブロックされたという複数の女性に話を聞いた。

「苦しむ被害者がいる現状を知ってほしい」

「ブロックされたことはショックでした。いまは国民の声になんて絶対に耳を傾けない総理になるんだろうなと思う。返事が来るなんて思っておらず、無視されてもいいけれど、苦しむ被害者がいる現状を知ってほしいとの思いで投稿したのですが」

そう話すのは、岩手県在住の宍戸千穂さん(47)。夫と小学生の子供2人を育てる主婦で、現在は同ワクチンの被害者として国の責任を問う集団訴訟の原告の1人だ。

宍戸さんは21年10月に初めてワクチンを接種し、1分後から手指のしびれなどの異変が出たという。最高41度の高熱が9日間続いたほか、呼吸の苦しさや心臓の痛みなど症状は多岐にわたり、歩行も困難となってパートも辞めざるを得なくなった。

河野氏宛てに投稿したのは翌年12月だった。

«1年前のワクチン接種後から体調不良で生活も苦しくもう限界です»«どうかワクチン被害者も助けてください»

これを正午前に送ったところ、夕方にはブロックされていたという。

宍戸さんとともに「新型コロナワクチン後遺症患者の会」を立ち上げた奈良県在住の会社員の女性(38)も、Xで複数回、河野氏に健康被害を訴えたが、今年4月にブロックされたという。

同会代表も務める女性は「もともとは河野さんが好きで応援していた。ワクチン担当大臣だった河野さんの動画を見て安心して接種した。以後は心臓が破裂しそうになるような激しい動悸(どうき)をはじめ、死を覚悟するほどの症状に苦しんだ。その後も行動力のある河野さんを信じて、被害者の存在を知ってほしいと願ってきたけれど」と話す。

宍戸さんが把握しているだけで、ワクチン接種後の健康被害を訴える当事者23人と遺族3人が河野氏にブロックされたという。河野氏は8月26日のBSフジ「プライムニュース」で、「誹謗中傷はブロックしますけど、ときどきそうじゃないのをブロックしてしまって」と述べた。

河野氏事務所「Xは本人の運用」

夕刊フジの取材に河野氏の事務所は「(Xは)本人の運用」と回答した。宍戸さんをブロックした理由については「個別の事案につきましては回答を差し控える」とした。

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