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阪神・岡田監督、来季続投が基本線もアレンパ絶望…激痛の延長12回サヨナラ負け 村上のエラーに「悔し涙?そら悔しいやろ」

zakzak by夕刊フジ 2024年9月28日 14時0分

崖っぷち2位の阪神が27日の4位広島戦(マツダ)に激痛の延長12回サヨナラ負け…。歴史的失速中の相手に今季を象徴する拙攻&守乱で、首位巨人の優勝マジックは一気に「1」と減り、球団初の連覇はもはや絶望的となった。

昨季MVP右腕の村上を、今季初めて11回から救援起用する〝勝負手〟に出た岡田彰布監督(66)だったが、12回に大山がチーム84個目の失策で足を引っ張り、最後は代打・末包の右越えサヨナラ打でジ・エンド…。村上は「僕のせいです。失投です。低めに投げていれば…」と悔し涙を流し、大山も「すいません、本当に申し訳ないです」と謝罪した。

打線は佐藤輝の16号ソロ、森下の適時打で同点に追いついたものの、終盤は拙攻の連続…。岡田監督は「チャンスでひっくり返さんと…。負けるときはそんなもん。1年間ずっとやんか」と舌打ちしながら「(今季の)村上は開幕の京セラからずっとエラーに泣いたよな。悔し涙? そら悔しいやろ。負けたんやから。(優勝マジックが2のままとなる)引き分けでもええんやったから…」と落胆した。

残念ながら球団初の連覇は絶望的だ。この日、阪神の総帥・杉山健博オーナー(65)は都内で行われたプロ野球オーナー会議に出席し、チームには「9月終盤戦に来て、監督も選手も本当によく頑張っている。最初に目標に掲げた連覇を目指しているわけだから、引き続き頑張ってほしい」とエール。今季が2年契約の最終年となった岡田監督の去就には「今日皆さん方にお話しすること、あるいはお話しできることは何もございません」と素っ気もなかったが、すでに岡田監督の来季続投は基本線で、本人の腹ひとつにかかっている。

指揮官の性格を熟知するOBの一人は「このまま巨人に優勝されたら、なおさら頭に来て来年もやるに決まっている」とみているが…。いずれにしてもその前に、昨年日本一球団の最後の意地がみたい。

(岩﨑正範)

広島―阪神25回戦(12勝12敗1分、18時、マツダスタジアム、3万885人)

阪神 000000110000-2

広島 200000000001x-3

(勝) 島内55試合10勝6敗

〔敗〕 村上24試合7勝10敗

(本) 佐藤輝16号①(大瀬良)

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