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背後に同じ指示役「トクリュウ」存在か 首都圏で相次ぐ強盗・緊縛殺人 警視庁と3県警が合同捜査本部を設置

zakzak by夕刊フジ 2024年10月18日 14時37分

横浜市青葉区の住宅で無職、後藤寛治さん(75)が遺体で見つかった殺人事件で、室内から現金約20万円が無くなっていたことが分かった。遺体の手足は粘着テープで縛られており、室内は2種類以上の土足の跡や荒らされた形跡があった。神奈川県警は複数人が強盗目的で押し入り、後藤さんを殺害した強盗殺人事件として青葉署に捜査本部を設置した。8月ごろから首都圏で相次ぐ強盗事件との関連も視野に入れる。

17日には千葉県市川市の住宅でも現金がなくなり、住人の女性が一時監禁される事件があった。

警視庁と神奈川、埼玉、千葉の3県警は18日にも合同捜査本部を設置する。4都県で少なくとも7件の強盗事件が発生し、20人以上が逮捕されたが、その後も関連が疑われる事件が続いている。

東京都練馬区で9月に男性が車で連れ去られた監禁事件では、指示役の通信アプリのアカウント名が、埼玉、神奈川両県で起きた計3事件の指示役とみられる人物のものと同じだったという。警察当局は背後に同じ指示役がいる可能性があるとみて、「匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)」の関与も視野に調べを進めている。

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