サッカーJリーグが29日、定例理事会を行い、2024明治安田Jリーグの入場者数を公表した。J1―J3合算の総入場者数は1061万3097人(今月27日時点)で、今月20日にコロナ禍前のリーグ戦最多入場者数(19年・1039万7482人)を更新した。
Jリーグではコロナ禍のあとの2年間、地方を中心にPR活動を推進。今年から「THE国立DAY」と銘打って国立競技場で12試合を行い、計60万9000人を集めて観客動員の原動力になっている。J2第33節(9月28日)の清水―横浜FCでは5万5598人のJ2最多動員を記録した。来季は国立開催を今季以上に拡大したい意向だ。
Jリーグの野々村芳和チェアマン(52)は「すべての方々に感謝しかない」とコメントした。
さらに、J1第35節(11月3日)のFC東京―湘南戦がテレビ東京系地上波全国6局ネットで放送される。J1の試合が全国中継されるのは2002年第2ステージ(仙台―鹿島戦・TBS系)以来22年ぶり。野々村チェアマンは「来季にむけても増やす枠がある」と拡大することを明かした。
大谷翔平一色にみえる日本のスポーツ界だが、どっこいJリーグは大谷に負けじと日々奮闘の中シーズンの終盤を迎える。 (久保武司)