オーディション番組「トロット・ガールズ・ジャパン」で選ばれ昨年12月に配信曲「愛のバッテリー」でデビューした女性4人組、sis(シス)が、「今年は勝負の年」と気合十分だ。
トロットは日本統治時代に入ってきた演歌から派生。韓国ではK―POPと人気を二分し、最近は日韓の〝歌ウマ〟を結ぶトロットの番組もあり再注目されている。
「愛のバッテリー」は2009年に韓国の女性歌手ホン・ジニョンが歌ったトロットの代表曲で、今回はももクロを手掛けたミュージシャン、ヒャダインが訳詞とプロデュースを手掛けた。
音楽経験が豊富なメンバーがユニーク。クラブシンガー出身の太良理穂子(27)は、「それぞれソロで活動してきたが、グループとしてデビューできたことに感謝の気持ちでいっぱい」と語る。かのうみゆ(25)も、「子役やギター弾き語りを経験しました。グループでやるのが楽しい」と結束は固い。
MAKOTO.(年齢非公表)は、K―POP練習生として韓国で下積み経験を持ち、日本では赤坂の料理店の女将でもある。「メジャーデビューで後に引けない。店のお客さんも喜んでくれていますが、歌一本でやれるようになりたい」。音大卒で元アイドルのあさ陽あい(26)は、敗者復活戦で選ばれ、「ファンの方の投票があって今がある。感謝の気持ちでいっぱい」と話す。
4人の夢は、「武道館公演です!」と声をそろえた。