「週刊文春」との訴訟を終結させ、芸能活動を再開させることになったダウンタウンの松本人志(61)だが、これまでの主戦場だった地上波番組への復帰はなかなか容易ではなさそうだ。
松本の復帰をめぐってはNHKが20日、会長の定例会見で、局幹部が「現時点で放送する予定はなく、番組内容や演出に合わせて自主的な編集判断で総合的に判断する」との方針を示した。
「これは民放も同じ判断です。要は現場の判断ですが、最終的にはNHKなら視聴者、民放ならスポンサーの反応次第ということになります」と制作会社関係者は話す。
くしくも訴訟の終結以降、民放のバラエティー番組で、松本の存在を意識した放送が重なった。今月11日には「クレイジージャーニー」(TBS系)で過去映像に松本が映った。17日の「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで」(日本テレビ系)では、「番組に松本が足りない」との名目で、相方の浜田雅功(61)が「まっちゃん」と名の付く飲食店をめぐる企画が放送されたのだ。
「偶然かも知れませんが、視聴者やスポンサーの反応をみて、復帰の可能性を探っているようにもみえます。とはいえ、SNSなどではまだ復帰への反応は芳しくない。地上波への道はなかなか厳しそうです」とスポーツ紙記者は話す。