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王鵬が連日の大関撃破で荒稼ぎ…2日で252万円、懸賞は横綱にも匹敵 「昭和の大横綱」大鵬の孫は実力とともに人気も急上昇

zakzak by夕刊フジ 2024年9月14日 14時0分

大相撲秋場所 6日目=13日、東京・両国国技館

西前頭2枚目の王鵬(24)=大嶽=が自己最高位で大関を連日の撃破。昭和の大横綱大鵬の孫は実力とともに人気も急上昇中だ。

2018年初土俵で同期の大関豊昇龍(25)=立浪=をすくい投げで破り3勝目(3敗)。王鵬は「しっかり体は動けている。落ち着いて取れば大丈夫だと思っていた」と淡々と振り返った。

相撲内容について九重審判長(元大関千代大海)は「(投げを)仕掛けた豊昇龍が自爆した」と解説。「(王鵬は)力はついたけど、立ち合いで身長、体重が一緒ぐらいの大の里のような動きができれば。体の柔らかさと、相撲の天性は持っている。『王鵬と当たるのが怖いな』と思うぐらいの立ち合いが必要でしょうね」と厳しい相撲を求めた。

2日で252万円

それでも2日連続で結びの一番を締める殊勲の星には変わりない。5日目に大関琴桜(26)から初白星を挙げて得た49本(手取り147万円)に続き、この日は35本(同105万円)の懸賞を獲得し、計103本。5勝の琴桜(同182本)に次いでいる。

今場所の個人別に懸けられた懸賞で、王鵬はABCマートなど新規の4企業から90本が加わり124本となり、本数は琴桜の177本、貴景勝の134本に次ぎ3番目の多さ。関脇大の里の117本、横綱照ノ富士の110本も上回り、人気は横綱、大関に匹敵している。

今場所の成績次第では新三役もみえてくる。祖父どころか、まだ父の元関脇貴闘力にも番付で追いついていないが、番付最上位の大関2人を倒した勢いで勝ち越して、親子3代の新三役といきたいところだ。 (塚沢健太郎)

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