女性とのトラブルをめぐり、タレント、中居正広(52)が引退を表明したことで、これまで何度も取り沙汰されてきたSMAPの再結集もついに実現することなく、終焉(しゅうえん)を迎えることになった。まさかの幕引きだ。
23日、個人事務所の公式サイトで引退を表明した中居。テレビ各局のレギュラー番組で相次いで、降板や終了が決定し、すべての番組で姿を消すことになったため、引退は時間の問題とみられていた。
「このような状況になった今、中居さんを新たに起用するテレビ局はない。では、ユーチューブなどの配信系で活動を続けるかというと、彼のプライドが許しません。そうまでして表舞台には立ちたくないということです」と女性誌編集者は指摘する。
かつてSMAPでトップアイドルとして君臨していた中居。しかし、それは砂上の楼閣でしかなかったわけだ。ひとつのきっかけで、あっという間に崩れ去ってしまう。
「2016年末の解散から8年もたちました。個々のメンバーは今でも第一線で活躍しているから大したものです。しかし、もうSMAPという威光も遠い昔のものになったことは否めません。これまではいずれ再結集するかもという期待感がSMAPという存在を高めていました。中居さんの転落はそれが弱まったという証左にほかなりません」と音楽関係者。
SMAPの同僚だった香取慎吾(47)、稲垣吾郎(51)、草彅剛(50)の3人は「突然のことでまだ心の整理がついておらず、言葉が見つかりません」とコメントを出した。
「これまでは木村拓哉さんと他のメンバーとの確執が取り沙汰されてきました。中居さんはかすがいのような存在でしたが、その中居さんがいなくなるのですから、再結集どころではありません。森且行さんが抜けて以降、SMAPは5人でやってきましたが、それがそろわないのであれば、もうSMAPではありません。あとは10年も20年も先に、わだかまりなく同窓会ができるかどうかでしょうね」と先の音楽関係者は話す。
■中居公式サイト全文
ご報告
私、中居正広は本日をもって芸能活動を引退いたします。なお、会社であります【(株)のんびりなかい】につきましては、残りの様々な手続き、業務が終わり次第、廃業することと致します。
ご報告にあたりましては、私がこれまでに携わらせて頂きましたテレビ各局、ラジオの皆さまとの打ち切り、降板、中止、契約解除等に関する会談はすべて終了し、スポンサーの皆さまとも順次協議中であることから、本日となった次第でございます。
これで、あらゆる責任を果たしたとは全く思っておりません。今後も、様々な問題、調査に対して真摯に向き合い、誠意をもって対応して参ります。全責任は私個人にあります。これだけたくさんの方々にご迷惑をおかけし、損失を被らせてしまったことに申し訳ない思いでなりません。
そして、改めて、相手さまに対しても心より謝罪申し上げます。
関係者各位の皆さま、ご迷惑をおかけしました。重ねて、お詫び申し上げます。大変、大変申し訳ございませんでした。
37年間、ありがとうございました。
さようなら…。
2025年1月23日
中居正広