俳優、仲野太賀（31）が主演を務める2026年放送のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟！」。新たなキャストが発表されるたびに話題を呼んでいるが、その中でも2人の出演者が注目されている。
豊臣秀吉を側で支え、「もしも彼が長生きしていれば、豊臣の天下は安泰だった」と言われた弟の秀長を主人公に、兄弟の立身出世から天下統一までを描く作品。
10月2日に東京・渋谷のNHK放送センターで行われた出演者発表会見では、兄の秀吉役を池松壮亮（34）、秀長の幼なじみの直（なお）役を永野芽郁（25）、秀長の正妻の慶（ちか）役を吉岡里帆（31）、秀吉の正妻の寧々（ねね）役を浜辺美波（24）が演じることが発表された。
「大河ドラマでも人気のある戦国もの。しかも秀長と兄の秀吉を中心に描くということで、視聴率的にもかなり期待されています」（テレビ誌ライター）
そんな中、ドラマ好きの間で秀長夫妻（仲野、吉岡）以上に注目されているのが、秀吉と寧々を演じる池松＆浜辺の〝夫婦〟という。というのも、2人は昨年3月の映画「シン・仮面ライダー」でも主演とヒロインを演じていたのだ。映画ライターは語る。
「同映画は『仮面ライダー』を題材に、『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズや『シン・ゴジラ』などで知られる庵野秀明さんが監督を務めた作品。公開前からかなり期待されましたが、興行成績は想定ほどは振るいませんでした。庵野監督とともに主要キャストの2人にも、ライダーファンからは厳しい意見が向けられました」
さらにこんな話も…。
「9月末には日本テレビが原作者との調整がうまくいかなかったことを理由に、来年4月期放送予定の連続ドラマの制作を中止したことが明らかに。日テレといえば『セクシー田中さん』の騒動もあり耳目を集めましたが、この制作中止となったドラマに池松さんと浜辺さんがキャスティング予定だったと一部で報じられたこともあり、今回の2人の大河出演がより注目されることになったのです」（前出の映画ライター）
「シン・仮面ライダー」の不振に続き、共演予定とされた連ドラの制作中止など不運が続く2人だが、新作「大河」の注目度アップには貢献しただけに、これからは上り調子となるか。