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巨人・坂本勇人、ベテランの妙味炸裂! 読み勝ちで5号決勝2ラン、中日関係者を脱帽「完全にヤマを張られていた」

zakzak by夕刊フジ 2024年8月26日 13時55分

巨人・坂本勇人内野手(35)が25日の中日戦(東京ドーム)で5号決勝2ラン。18年目のベテランらしい読み勝ちでチームは連勝を飾った。

相手先発の大野の完璧投球を前に凡打の山を築き6回まで無安打。阿部監督が「全然打てる気がしなかった」と危機感を募らせるなか、大野と同い年の坂本は「あれだけの投球を見せられて何も思わないわけはない」と燃えた。7回1死一塁で迎えた3打席目は、「なかなか真っ直ぐをとらえられていなかったので、真っ直ぐ一本」と前打席で効果的に攻められた内角球に狙いを定め、相手バッテリーの配球を読み切って初球の内角142キロを強振。左翼席へ決勝弾を叩き込んだ。

打撃不振で6月26日に2軍落ち。7月11日の再昇格後、これがようやくの初アーチだ。打率・238と本来の姿ではないが、中日関係者を「きょうみたいな展開で一番怖いのは割り切ったベテランの一振り。完全にヤマを張られていたね。数字が上がっていなくても、5番を任せられるのはこういうことができるから」と脱帽させた。

「きょうはホームランという最高の形でしたけど、何かチームに貢献できることはそれだけじゃない部分もある。残り少ないですけど頑張ります」と坂本。前日24日の同カードは2号ソロなど4安打で19歳の浅野が勝利の立役者となったが、負けじとベテランも奮起して首位広島を追走する。 (片岡将)

巨人―中日22回戦(巨人12勝9敗1分、14時1分、東京ドーム、4万2004人)

中日 000000000-0

巨人 00000020×-2

(勝) 菅野19試合12勝2敗

(S) 大勢31試合1勝1敗21S

〔敗〕 大野7試合2勝5敗

(本) 坂本5号②(大野)

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