Infoseek 楽天

テレビ各局が八村塁〝争奪戦〟 バスケ男子「ベスト8」ならW杯以上のフィーバー確実で「世界中どこでも収録にいく」意気込み

zakzak by夕刊フジ 2024年7月11日 11時39分

パリ五輪に出場する男子バスケットボール日本代表が10日、東京都内で会見を行い、2大会連続でメンバー入りした八村塁(26)=レイカーズ=も出席した。水面下ではテレビ各局が大会後の特番の目玉として八村争奪戦をスタート。バスケの予選ラウンドは27日から始まるが、パリ五輪の浮沈は、3年前に比べさらにスケールアップした八村がカギを握っている。

男子バスケ パリ五輪直前会見

東京五輪以来の日本代表復帰となった八村は、先週開催された韓国との国際強化試合はコンディション調整優先を理由に欠場も、この日は全体練習に参加。フォーメーションなどを確認した。

隣に座った渡邊雄太(29)=前グリズリーズ=と時折、じゃれ合うなどリラックスした様子で、「若い選手も入り、僕もやっと年齢が上の方になった。NBAでの経験をチームメートや日本のファンに見せたい」と決意表明。大量得点差で3連敗し、予選ラウンド敗退となった3年前の東京五輪後には「もう1回五輪に行こう」と呼びかけたことを明かし、「僕らのレベルが上がっている中で、パリ五輪を迎えられてうれしい」と感慨深げに語った。

世界最高峰のNBAでレギュラーとしてプレーする八村への期待値は大きい。テレビ各局はホーバス監督が目標に掲げる「ベスト8」に到達すれば、48年ぶりに自力での五輪出場を勝ち取った昨夏のW杯以上の〝バスケフィーバー〟が巻き起こると確信している。

「世界中どこでも収録にいく」

ある在京テレビ局関係者は「まずは五輪後特番のチャンスを狙っている。スタジオ生出演じゃなくてもいい。八村サイドが指定した場所なら世界中どこでも収録に対応する。それくらいのビッグネーム。絶対に出てもらいたい」と腕をまくる。

八村は米大手事務所がマネジメントしているため、出演交渉のハードルは高い。それでもテレビ各局は、あらゆる人脈を駆使するなど、あの手この手で接触。別の放送関係者は「五輪直後のスケジュールの都合が悪ければ年末年始のタイミングでもいい。ハードルは高いけどスポーツバラエティー番組に出てもらったら最高だね」と期待を寄せる。

男子代表は11日に欧州へ移動するが、負担軽減のため選手全員がビジネスクラスに搭乗するという。現地では非公開の実戦を含めた最終調整後に、八村も例外なくパリの選手村に入村。東京五輪のリベンジに挑む。 (山戸英州)

この記事の関連ニュース