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プロ野球実況中継 DeNA宮崎敏郎は「令和の無三振王」になる!? 敬遠攻めにあった王貞治さんより高い四球率…話題にならないが驚異的な数字

zakzak by夕刊フジ 2024年7月19日 6時30分

セ・リーグ上位4チームが大変なデッドヒートを演じています。中でもDeNAは7月に入って投打とも巨人、阪神と並んで好調。あまり話題になりませんが、驚異的な数字を残している選手のことを書きます。

宮崎敏郎内野手(35)は17日現在、三振が16で四球が31。一見何でもなく思われるかもしれませんが、この比率はプロ野球史に残る記録的な数字です。そもそも新聞の打撃成績一覧を見れば分かりますが、宮崎選手のほかに四球の数が三振の数を上回っているのは、両リーグの規定打席に到達している選手でも広島・野間峻祥外野手(31)=三振24/四球26=とソフトバンク・近藤健介外野手(30)=三振50/四球55=の2人だけ。三振以上の四球を獲得するのは、それだけで大変なことです。

「四球数/三振数」の比率をみると宮崎選手は1・94。つまり1つの三振を喫する間に、ほぼ2つの四球を選んでいる。比較するのは畏れ多いのですが、あの敬遠攻めに遭った世界の王貞治さんは通算成績が1319三振、2390四球。比率は1・81ですから、まだシーズンの6割弱を消化した段階とはいえ、宮崎選手はこれを上回っています。

さらに、三振の数を打席数で割った「三振率」は宮崎選手がもっか・0575。1994年に広島の正田耕三さんが526打席でわずか31三振だった・0589を上回り、平成以降のセ・リーグではトップの数字です。ちなみにパ・リーグでは、2020年にオリックスの吉田正尚外野手(現レッドソックス)が492打席で29三振、72四球。比率2・48、三振率・0589という驚異的な記録を残しています。

果たして宮崎選手は「令和の無三振王」となり、チームを悲願の優勝に導くのか? ちなみに本人にこのことを話したら、「どっちでもいいですよ」と笑い飛ばされてしまいました(汗)。 (フリーアナウンサー)

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