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川尻哲郎「TIGER STADIUM」店主敬白 阪神〝大逆転アレンパ〟の鍵は森下翔太と投手4人 大混戦、最後にものをいうのは…ベタですが「気持ちしかない!」

zakzak by夕刊フジ 2024年9月17日 15時30分

一時はV逸危機に陥っていた阪神タイガースが、〝大逆転アレンパ〟の行方を左右する「甲子園7連戦」を16日ヤクルト戦(甲子園)の零封勝ちで締めくくり、5勝1敗(1試合は雨天中止)の好成績にまとめました。広島に代わって単独2位に浮上し、首位巨人まで2ゲーム差に再接近。一戦必勝の状況は変わらないですが、どうやら永遠のライバルとのマッチレースになりそうです。

私の店のお客さんも相当、熱く盛り上がってきています。予約なしの「飛び込み」さんが日増しに多くなっている…とは当欄でも書きましたが、さらにさらに増えています。まだ試合途中でも勝ちが濃厚な展開になると、「もう我慢できない! 一緒に勝利を分かち合いたいので、今から行きます!」と一斉に電話がかかってきてうれしいやら、忙しいやら…。

特にこの7連戦は、試合が終わっても感慨や余韻に浸って帰らないお客さんが多かった! 中には「皆さんで飲みましょう!」と、チト高価なシャンパンを注文して〝アレンパ前祝い〟をしてくれる方までいて…。こちらも7連勤でヘトヘトでしたが、阪神時代の同僚のムーアさんが来店して激励してくれたりで、なんとか乗り切りました。

阪神ナインも相当にきついでしょうけど、残り10試合は全部勝って、逆転連覇してもらいましょう! 首位をいく巨人は先発陣は戸郷、菅野が中4日で登板するなどラストスパートに入っています。まだ阪神は自慢の投手陣の無理使いをしていない分、余力がある。日程も4連戦が最長。ここから6連戦、さらに5連戦が控える巨人に比べると、いい感じです。

最後のカギを握るのは野手では森下、投手では勝ちパターン4人衆の石井、桐敷、ゲラ、岩崎だと思います。これだけの大混戦、最後にものを言うのはホントにベタですが、気持ちしかありません! ネバーネバーネバーサレンダー! (元阪神投手、スポーツバー店主)

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