ジテレビの新ドラマ「119エマージェンシーコール」
先週13日は、日に3度も驚かされた。
この日、フジテレビで月9の新ドラマ「119エマージェンシーコール」がスタート。朝刊のラテ欄を見たら、なんとNHKの夜10時台は「エマージェンシーコール~~緊急通報指令室」。胸が痛くなるほどの迫真性に富むドキュメンタリーシリーズの「エピソード9(京都編)」。マジかよ。月9の初回は30分拡大だから、確実にダブる。
3連休最後の夜。月9は録画し、「ニュースウオッチ9」にした。すると午後9時20分頃、けたたましく緊急地震速報が鳴った。再び、マジかよ。星麻琴キャスターが冷静に一報してくれた。
日向灘を震源とする震度5弱。気象庁から「調査中」とはいえ、南海トラフ地震臨時情報が発表され、NHKはそのまま日付が変わるまで地震関連ニュースを継続。「エピソード9」はひとまずお預けに。
深夜、その月9の録画を見た。途中、FNN報道特別番組で中断されたが、12分ほどで再開されていた(19日夕などにも再放送された)。
横浜市消防局の通信指令センターが舞台。清野菜名ふんする新人指令管制員が「119番、消防です。火事ですか、救急ですか」を繰り返す。
ちょっと気になり、調べてみて、驚いた。この日3度目で、最大のマジかよ。〝何たる因縁〟だろうか、NHKで「エマージェンシーコール」の「エピソード1」が放送されたのが、ちょうど3年前、2022年の「1月13日」だった。しかも舞台はドラマと同じく横浜市消防局の緊急通報指令室。ここで背筋が寒くなるか、歓声を上げるかは人それぞれ。筆者は後者のクチだ。
ちょうど15年ほど前のちょうど今時分、雪の中、倉本聰さんが主宰する富良野塾を訪ねたことがある。その後、倉本さん脚本の「やすらぎの郷」シリーズで重用された清野が、ついに月9初主演。とても喜ばしい。
屈指のドキュメンタリーを極上の娯楽作にせんと走り出した今回の月9。テーマは想像力(?)。一度聞いた声や音は忘れないという管制員の活躍に、毎回、マジかよと叫びたい。 (新橋のネクタイ巻き)