横浜(現DeNA)、中日で史上最多3021試合出場の谷繁元信氏(53)の「野球殿堂入りパーティー」が3日、横浜市内で行われた。
1998年ベイスターズ日本一の正捕手は、元同僚で今季26年ぶりの日本一を達成した三浦大輔監督(50)や後輩たちに向け、「勝つことの大変さ、うれしさを経験できたと思う。来年はリーグ優勝、日本一連覇を果たしてほしい」とエール。
自身は2002年に中日にFA移籍し、身売り後のDeNAとは縁が薄かったが、近年は横浜スタジアムによく似た巨大な捕手人形「たにしげる君」が登場。今回のパーティーもDeNA・南場オーナーが代表発起人を務めるなど距離を縮めている。
16年に中日監督を無念の途中休養以来、遠ざかっている現場復帰にも、「僕がやりたいだけでは成立しないけど、ちゃんと野球と向き合っていたい」と意欲を見せる谷繁氏。ただ、DeNA監督の座は就任4年目で結果を出した三浦監督が当面安泰なうえ、同じようにFAで出ていった村田修一野手コーチ(43)が今オフに14年ぶりの復帰。チーム内では早くも「次期監督候補として舞い戻ったのでは」と話題だ。
2日後に名古屋でも殿堂入りパーティーが行われるが、中日で再登板の方が可能性は高いか。 (山戸英州)