女性とのトラブルが発覚し、事実上の休業状態となっているタレントの中居正広(52)だが、活動を再開できたとしても、果たしてこれまで通りのやり方が通じるのか。親交の深いあの大物芸人の存在も、逆に首を絞めかねないという。
9日に発表したコメントのなかで、今後の芸能活動について、示談が成立したので「支障なく続けられる」との見解を示した中居。しかし、現時点で起用再開を決めたテレビ局はない。
「ひな壇芸人ならともかく、中居さんの場合、最近はほとんどMCという役回りなので、復帰もなかなか簡単ではありません。視聴者からの反発も多い現状では、番組のメインとしての復帰は厳しいでしょう」と民放関係者は話す。
そんな中、ある芸人が中居について言及した。お笑いコンビ、霜降り明星の粗品(32)だ。自身のユーチューブチャンネルの人気コンテンツ「1人賛否」で、中居の問題を取り上げたのだ。
そこで粗品が言及したのは、中居の復帰がかなった場合のことだった。「トラブルあったんやったら、もうあんた、芸人をスカすMCできへんで」と切り出した粗品。
さらに「もう今までみたいな芸人スカしMCテクニックはできへんで。あんた、えらいそっちでいってたけど。こんなことあったら、イジられる覚悟しといてや。もし復帰したら、芸人のこと下に見てスカすなよ」と言い切ったのだ。
先の民放関係者は、粗品のこの発言に対して、こう話す。
「粗品さんの『1人賛否』は言うならばネタですが、若手芸人の中にはそうした思いを抱えている者がいるということです。そこは、中居さんがダウンタウンの松本人志さんと懇意であることがカギになってきます。若手芸人はどうしても中居さんの背後に松本さんの影を感じてしまう。逆に、中居さんが強く出られるのは元SMAPであることや芸歴の長さもあるでしょうが、松本さんと懇意だからという点も挙げられます。しかし松本さんの復帰もままならない今、スキャンダルをまとった中居さんは決して強い立場ではなくなりました」
そのうえで「特に、現時点でまだ納得できる説明はできていないだけに、復帰できたとしても粗品さんがいう通り、いじられることは覚悟しておくべきでしょう。芸人の世界ではいじられてナンボですから」と指摘する。