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48歳サラリーマン ゴルフ再開物語 名言集その(3) 手首を積極的に使ってこそ正しく打てる、坂本博之コーチが説明

zakzak by夕刊フジ 2024年8月6日 15時30分

時計の7時から5時までのパッティングストロークがスイングの凝縮型―。

えっ、そうなの?

不思議そうな顔をしている僕に、坂本博之コーチが説明する。

「パットは、微妙な繊細なタッチを出すにはやはり手が主役。ボールに触わるスピードをコントロールするのがショット、パットでありタッチです。特にショートゲームに求められます。7時から5時までのストロークならば体を動かさず、手だけで振れますよね」

坂本コーチは左手だけでパターを持ってバックストローク、パターを右手に持ち替えてフォワードストロークをしてみせた=写真。

「片手だけでストロークするとご覧のとおり7時から5時の位置までスムーズにパターを振れます。それ以上大きく振るには体を動かさなければなりません。9時から3時では手と体を使うことになります。10時から2時ともなると体重を左右に移動するようになります」

まずは、手だけで振る感覚を磨かなければいけないのか。さらに坂本コーチは言う。

「では、改めて1メートルのパットを打ってみましょう。手首をしっかり使って打ってくださいね。手首を積極的に使ってこそ、正しく打てるんです」

ガラガラ、ガッチャン! パターは手首を使わない方がいいと一般的にはレッスンされている。頭の中で大きな音が鳴り、僕のスイング概念が完全崩壊したのだった。

レッスン担当プロ=坂本博之 1970年東京都出身。二輪国際A級プロレーサーとして活躍後、ゴルフに転向して2017年にPGAティーチングプロA級取得。独自器具での練習方法で、第12回PGAティーチングアワード最優秀賞。レーサー経験を生かしたユニークなレッスンが注目を集めている。スウィングデザイン#19所属

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