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高市早苗氏「しっかり党内でも発言」衆院選に言及 河村たかし氏「総理を狙う男アゲイン」日本保守党の公認候補で出馬へ

zakzak by夕刊フジ 2024年10月2日 14時58分

自民党の石破茂総裁(67)が新たな首相に選出され、新内閣も発足した1日、党総裁選で敗れた高市早苗前経済安保相(63)と、政治団体「日本保守党」の共同代表でもある河村たかし名古屋市長(75)の2人がそれぞれ会見に臨んだ。石破政権が「リベラル重用」と指摘される中、保守派の2人は何を思うのか。

高市氏は1日、経済安保相退任前の最後の大臣会見に臨んだ。約2年2カ月にわたった職務では「就任以来、必ず成し遂げたいと申し上げてきたセキュリティ・クリアランス(SC)制度について、今年の通常国会で重要経済安保情報保護・活用法をお認めいただくことができた」と振り返った。

「安倍晋三元首相の宿題」と言われた経済安保上の機密情報を守るSC制度を創設する新法成立を、執念で果たしたことをいの一番の成果に挙げると「なんとか走りきることができた」と笑顔を見せた。

自身を支援した議員で入閣したのは1人だけにとどまった人事については「新しい総裁、総理が行うことで特に申し上げることはない」。

衆院選についても言及し、「自分の選挙区以外の地方遊説の依頼もいただいている」「仮に再び衆院議員として選出されたなら、政策の積み残し課題もありますので、しっかりと党内でも発言をし、働かせていただきたい」と述べた。

一方の河村氏は名古屋市役所で会見し、次期衆院選に愛知1区から日本保守党の公認候補として出馬する意思を正式に表明した。2021年の再選時には最後の任期と公言していたが、「公約を守る。総理を狙う男アゲイン、という感じだ」「保守党で5人当選させたい」と発言した。

選挙巧者だけに衆院選の「台風の目」の存在になると他陣営も警戒する。支援する地元市議は「(石破首相のもとで)自民候補から保守票が逃げる可能性がある。自身の年齢も考えればチャンスだったのだろう」と指摘する。

勝算を問われると「皆さんのためにやってきた。必ず分かってくれる」と河村氏は強い自信ものぞかせた。

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