人気芸能人のバロメーターのひとつである「テレビ番組の出演本数ランキング」で新たな動きが起きている。上半期のデータでは、これまで万全の強さを見せていたバナナマンの設楽統(51)をかわしてハライチの澤部佑(38)が首位に躍り出たのだ。
ニホンモニターによると、2024年1~6月の関東地区でのテレビ番組出演本数では、321本の澤部が、294本の設楽を押さえて初のトップとなった。
3位は麒麟の川島明(45)、そして4位は「ドラえもん」のジャイアンでおなじみの声優、木村昴(34)という結果となっている。
「設楽さん、川島さんは帯レギュラーを持っているということでここ最近では盤石の強さを見せていました。設楽さんは10年前のランキングでも1位だったという常連ですし、川島さんは昨年の年間王者でした。そこに『ぽかぽか』(フジテレビ系)の帯レギュラーを手にした澤部さんがマクッてきたという構図です」とバラエティー番組に携わる放送関係者は話す。
さらにこう続ける。
4位は「タレントとしても優秀」ジャイアン声優の木村昴
「最近のランキングはお笑い芸人の独擅場でしたが、今回は声優の木村さんがその一角に食い込んでいることも注目です。最近の声優ブームも要因のひとつですが、木村さんの場合、さらにバラエティータレントとしても優れているのです。下半期もどこまで伸びるか期待されます」と芸能プロダクション関係者。
下半期というと、澤部には不安要素もある。先の放送関係者は話す。
「澤部さんでいうと、『オドオド×ハラハラ』(フジテレビ系)の終了が取り沙汰されています。設楽さんとの差はわずかなので、これがどう影響するのかも気にかかるところです」
過去にはオードリーの春日俊彰(45)が1位になるため、ひたすら朝の情報番組などに出演するという強攻策に出たこともあったが、今回は17位と落ち着いた順位にいる。
「その代わりではないですが、チョコレートプラネットの2人(松尾駿、長田庄平)や東京ホテイソン(タケル、ショーゴ)といった顔ぶれが上位に食い込んでいるのも新しい動きでしょう」と先の放送関係者。
下半期も激しい争いが繰り広げられる。