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兵庫県知事のパワハラ・おねだり疑惑に維新・馬場代表が見解「しかるべき判断を」 事実なら党として辞職求める考え示す

zakzak by夕刊フジ 2024年7月29日 11時54分

兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ・おねだり体質疑惑などを告発する文書を作成した元県西播磨県民局長が死亡した問題について、日本維新の会の馬場伸幸代表は28日、神戸市内で報道陣に対応して、「まずは真実をつまびらかにし、(疑惑が)事実と判明すれば、しかるべき判断をするように本人に話をする」との見解を示した。

維新の県組織「兵庫維新の会」が神戸市内で開いた維新政治塾に講師として参加した馬場氏は、記者会見で、「われわれが守る、守らないでなく、まずは真実をつまびらかにする」と強調した。

そのうえで、現在の疑惑が事実だと判明した場合には、「生みの親の一人であるという立場からしかるべき判断をするように本人に直接話をすることになる」とも話し、党として斎藤氏に辞職を求める考えも示した。

維新は2021年7月の知事選で、自民党とともに斎藤氏を推薦し、斎藤氏は初当選した。

一方で馬場氏は、県議会に調査特別委員会(百条委員会)が設置されていることに対しては、議会の要請を受けて第三者機関の設置も決まっていることを挙げて、「わざわざ百条委員会を開くものなのか」と疑問も口にした。

維新前代表の松井一郎前大阪府知事は、17日発行の夕刊フジの連載で、「もし徹底調査で疑惑が明らかになれば、職を辞するべきだ。そういう人間性を見抜けなかった私や維新としても、有権者に謝罪しなければならない」と厳しく述べている。

また、維新の共同代表を務める吉村洋文大阪府知事も17日の記者会見で、斎藤氏の質問への説明姿勢について、「同じことを繰り返し答えていて官僚的だ」と苦言を呈していた。

一方、斎藤氏は報道陣の取材に対し、一貫して辞職を否定、「選挙で県民から大きな負託を受けた」として来年7月の任期満了まで知事を続ける意向を示している。

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