女性とのトラブルが発覚し、ついにレギュラー番組すべてから姿を消すことになったタレントの中居正広(52)が23日、芸能界からの引退を表明した。テレビ朝日とフジテレビが相次いで番組の終了を発表したことが決め手となった。SMAPの威光もここまでか。
テレビ朝日は22日、「中居正広の土曜日な会」の打ち切りを発表した。打ち切りについては中居に直接伝えたとしている。フジテレビも同日、「だれかtoなかい」の終了を発表し、「総合的な判断」としている。
すでに「ザ!世界仰天ニュース」(日本テレビ系)と「THE MC3」(TBS系)が中居の降板を発表し、「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(同)は放送終了。「中居正広 ON&ON AIR」(ニッポン放送)も終了が発表されていた。
「『土曜日な会』の打ち切りも時間の問題でした。日本テレビが首に鈴をつけた時点で、各局とも右へならえになることが見えていましたから。むしろ、もっと早く全滅すると思っていました」と広告代理店関係者は話す。
一連の問題では、フジテレビについてもCMの放送見合わせをする企業が日に日に増えており、事態は深刻さを増している。他局とて対岸の火事とは言い切れない。
「そのような状況下では、どのテレビ局も、中居の出演番組を続けることはスポンサーの撤退を招く恐れが強いため、継続はあり得ないという結論には早々に達していました。そして、この結果はこの先、中居さんを拾うテレビ局もないということを示しています」と続ける。
2016年に解散したSMAPのメンバーとして、木村拓哉(52)とともにジャニーズ事務所(当時)に残ることを選択した中居。そのため独立した香取慎吾(47)ら3人がテレビから姿を消したのに対し、継続してテレビ局に出続けていた。
「これまでは元SMAPという肩書、ジャニーズ事務所とカリスマ芸人のダウンタウンの松本人志という後ろ盾があったため、言ってみれば芸能界で〝無敵無双〟状態だったわけです。しかし、そのすべての威光に影が差した途端、あっという間の転落です。それもこれも、9日に出したコメントのまずさが響いています」と女性誌編集者は話す。
もはや〝映す価値なし〟ということか。