今季限りで退任する阪神・岡田彰布監督（66）が11日、甲子園で行われた3位DeNAとのクライマックスシリーズ（CS）のファーストステージ（3試合制）の共同会見に出席。下克上からの2年連続日本一に向け意気込みを語ったが、チーム内からは〝病み上がり〟の影響を心配する声が…。
第1戦先発を今季13勝のエース才木に託した岡田監督は「やはり初戦は大事。2勝したら終わりなんで、まずはここに全力でいかないと勝機はない」と先手必勝を宣言。今季限りでユニホームを脱ぐ思いからか「この一年間の総決算。いいとこも悪いとこもあったけど、今のチームで最後の最後までゲームがある限り、全力で勝ち抜ければ一番いい。素晴らしいファンの人たちにも楽しい、すごいゲームをやっていく」と柄にもない？殊勝な発言で締めた。
岡田監督から再三苦言を呈され2軍落ちもあった佐藤輝も「2位から勝ち上がったことがないので、できるよう強い気持ちでやっていく」と頼もしいが、何より気になるのが〝病み上がり状態〟でラスト采配となる指揮官だ。
9、10日の2日間は風邪による体調不良で自宅で静養していたとあって「過去に体調を崩して練習を休むことはなかっただけに心配。進退についての心労がないわけはない。采配に影響が出ないといいけど…」（球団関係者）との指摘も。最高の形で有終の美を飾ってもらいたいが…。 （岩﨑正範）