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プロ野球実況中継 DeNA1番・梶原昂希の「気になる数字」351打席で四球がわずか7個 後続には強力バッター、もう少し繋ぐことを考えても良いのでは

zakzak by夕刊フジ 2024年10月11日 6時30分

クライマックスシリーズが迫ってきました。今回はセ・リーグ3位のDeNAから梶原昂希外野手(25)を取り上げます。

シーズン途中から1番に定着し、規定打席には届きませんでしたが、99安打を放ち・292という打率を残したのは立派。盗塁数もチーム1位の16個ですから、トップバッターとしての働きを充分に果たした…と言いたいところですが、気になる数字があります。

351打席で四球がわずか7個しかないのです。うち3個は申告敬遠ですから実質は4個。実況していても感じますが、彼は超積極的なバッターで、多少ボール臭い球でも早いカウントでどんどん手を出していく。

カウント別の打率は端的です。今季ノーストライクまたは1ストライクで打った打席は、147打数59安打で実に・401! これが2ストライク後になると、192打数40安打で・208に急降下。しかも三振が98個。つまり追い込まれると結果が出ない。

必然的に四球は減るのでしょうが、DeNAにはオースティン、牧、佐野、宮崎と強力バッターが控えているので、もう少し塁に出て繋ぐことを考えてもよいのでは…。

CS出場チームのリードオフマンの出塁率を見ると、巨人の丸選手は・360で阪神の近本選手は・365。対して梶原選手は・314…あまり打率と変わりません。

もっとも、中日の1番打者として活躍した荒木雅博さん(47)も実は四球が多い方ではなく、2002年には規定打席に到達しながら、わずか9個でした。それでも2000安打を達成したことを考えれば、四球の多少で打者の良し悪しを決めてはいけないのかな。はたまたチームでは梶原選手を「宇宙人」と呼ぶスタッフもいるんだとか。常識にハマらない打撃が彼の長所なら、それを生かすのもアリかもしれません。 (フリーアナウンサー)

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