第103回全国高校サッカー選手権決勝(国立)が13日に行われ、前橋育英(群馬)が流通経大柏を下して7大会ぶり2度目の優勝を果たした。1―1からの延長戦でも決着がつかず、PK戦を9―8で制した。
決勝では7大会ぶりの関東勢対決で2017年大会と同一カード。歴代最多の5万8347人の大観衆となった。前橋育英の山田耕介監督(65)は「生徒たちがよくやってくれた。絶対にやってくれる。心の中でずっと叫んでいた」と喜びをかみしめた。
肝心のPK戦で、まさかのアクシデントも。日本テレビの生中継が、7人目まで両校が決め続けたところでCMに突入し、そのまま中継が終了になった。その後3分後に「news every.」で再開した。
高校サッカー史に残る一戦だったが、肝心な場面がぶつ切り。番組配信サービスの「TVer」は、アクセスが集中して通信状態が悪くなり、X(旧ツイッター)上では日テレへのブーイングが殺到した。 (久保武司)