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大人のTVプレビュー 免許返納問題に取り組むベンチャー企業に密着 ニッポンの車社会の未来像を模索 テレ東「ガイアの夜明け」

zakzak by夕刊フジ 2024年8月8日 15時30分

「ガイアの夜明けあなたの運転 見守りますシニアドライバー新時代」 (テレビ東京系、9日午後10時~)

高齢ドライバーによる事故が後を絶たない。いつまで運転できるのか、そんな不安を抱える高齢ドライバーたちのドキュメントとともに、ニッポンの車社会の未来像を模索する。

5年前の池袋暴走事故をきっかけに、一時は免許を返納する人が増加したにもかかわらず、昨年は高齢ドライバーによる死亡事故が3年ぶりに増加している。ただ、公共交通機関が少ない地方では、高齢者にとって自ら車を運転することは生活に欠かせないのも事実。

そんな中、自治体や自動車メーカー、ベンチャー企業がタッグを組み、高齢ドライバーが安全に運転をするための技術開発に取り組んでいる。

5年前の池袋暴走事故も鑑定した交通事故の鑑定を専門に行うベンチャー企業、ジェネクスト。社長の笠原一さんはタクシードライバーだった自分の父親が、かつて起こした交通事故をきっかけにこの会社を創業した。

2月、ジェネクストは横浜市経済局と、ある実証事業を始めた。約3カ月間、高齢ドライバーの日常の運転や交通ルールの遵守状況を、専用のアプリでモニタリングすることで、事故の危険性を数値化するというもの。

今回参加したのは、66~71歳までの高齢ドライバー。その一人が、息子に勧められて参加したという66歳の女性。シングルマザーとして3人の子供を育ててきたこの女性は、現在も孫の保育園の送り迎えなどで運転している。ところが最近、足元のペダル操作に不安を覚えているという。

実証事業の中間報告で、運転が苦手なこの女性は一時停止などの遵守状況が約半分という結果に。中間結果を知り、ますます心配する息子に、「お年寄りの事故が多いから、明日はわが身と思う。返納とか潔くできるかなと思うけど…」と女性。その決断は…。

ジェネクストの新たな取り組みは免許返納問題に対する一つの答えとなるか。 (F)

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