9000万円もの解決金を支払ったという女性とのトラブルが表面化し、全レギュラー番組が休止中となったタレント、中居正広(51)が奇策に打って出た。9日に発表した声明でトラブルを認めて謝罪する一方、今後の活動は休業を宣言するかと思いきや、継続できるとの見解を示し、その判断をテレビ局に委ねてきたのだ。
この問題についてこれまで沈黙してきた中居だが、週刊誌などで報じられた女性とトラブルについては「すべて私の至らなさによるもの」として事実を認めた上で謝罪。一方で「当事者以外の関与はない」「手を上げる等の暴力は一切ない」とも。
これには「女性がPTSD(心的外傷後ストレス障害)を発症し、9000万円もの解決金を支払ったことほどのトラブルとは何だったのか。謎が深まっただけ」と週刊誌記者はいぶかしむ。
今後の活動について、中居は示談が成立したことで「今後の芸能活動についても支障なく続けられることになりました」との見解を示した。
これに対し、現在中居の出演を見送っているテレビ各局は「事実確認を含め対応を継続」(フジテレビ)、「当面の間休止し、その後、編成で判断」(テレビ朝日)、「人権方針にのっとり、双方代理人などに事実を確認中」(TBS)とするにとどめている。
「局側としては、休業してほしかったというのが正直なところ。示談が成立しているとはいえ、視聴者の感情は簡単には割り切れませんし、スポンサーの反応も重要です。〝当面休止〟はいつまでになるのか。その判断はテレビ局側に委ねられた。中居さんはテレビ局に〝爆弾〟を投げつけてきたようなものです」と放送関係者は話す。