Infoseek 楽天

トラトラ株 光コネクタなど光通信用部品の需要増大「精工技研」の売上高伸長 「ラウンドワン」米国で新規出店を推進

zakzak by夕刊フジ 2024年9月28日 10時0分

9月25日のNYダウは5日ぶりに反落したものの、前日まで連日で最高値を更新するなど、強い動きとなっている。

米FRB(連邦準備制度理事会)は17―18日に開いたFOMC(連邦公開市場委員会)でFF金利の誘導目標を0・5%引き下げ、4・75―5・0%とすることを決めた。

利下げにより、FRBが米景気を下支えする姿勢を鮮明にしたことで、米経済がソフトランディングする可能性が高まったことが、米株高の主因だ。これは日本株への追い風でもある。よって、日本株の押し目は積極的に拾いたい。

まず、精工技研(6834)は、光コネクタを製造する際に使用する検査・測定装置の売上高が増加している。これが注目ポイント。生成AIの普及や5G通信の拡大などを受けて、世界中でデータセンターの新設が活況となり、光コネクタなどの光通信用部品の需要が増大していることが主因だ。

この結果、2025年3月期第1四半期連結累計期間の光製品関連の売上高は20・66億円(前年同四半期比18・5%増)となった。光コネクタの検査・測定装置の売上高の増加に伴い、営業利益は3・23億円(同734・5%増)と大きく改善した。一方、精機関連では、電気自動車用のインバーター関連部品や、これらを量産するための設備や金型などの売上高が伸長した。

次にラウンドワン(4680)は営業基盤を拡大すべく、米国で新規出店を推進していることが注目ポイント。具体的には、24年4月にラスベガスサウスアウトレット店(ネバダ州)、24年6月にプラザボニータ店(カリフォルニア州)を出店した。

前期に引き続き、1店舗あたり約120台のクレーンゲーム機を設置する「Mega Crane Zone」の導入を実施した。また、音楽ゲームやリデンプションゲームなどの新しいアミューズメント機器を積極的に導入し、売り上げの向上に努めている。また、アミューズメント・飲食・スポッチャなどの分野では、料金の見直しを実施した。

「ノイルイミューン・バイオテック」タカラバイオと業務提携

そしてノイルイミューン・バイオテック(4893)は9月25日、タカラバイオ(4974)との間で、ノイルイミューンのパイプラインNIB103の共同開発に関する業務提携契約を締結した。これが注目ポイント。タカラバイオはNIB103の治験用製品および上市後の商業用製品の製造を独占的に担当すると同時に、治験用製品の製造に関連する費用を負担する。

一方、ノイルイミューンは、日本国内におけるNIB103の製造を除く開発業務および上市後の販売を独占的に担当し、それらに関連する費用を負担する。海外におけるNIB103の開発、製造、販売に関するすべての権利は引き続きノイルイミューンが独占的に所有する。 (株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)

この記事の関連ニュース