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プロ野球実況中継 球場の売り子さんには「ビール顔」と「酎ハイ顔」がある 女子大生から聞いた裏話 はじめは苦戦もやがてトップを取るまでに

zakzak by夕刊フジ 2024年8月16日 6時30分

お盆休みですが、プロ野球は連戦の真っ只中。投手に疲れがあるのか、打撃戦が多くなってきました。こうなると、熱気あふれるスタンドで左党はついつい、もう一杯となりますよね。

実は先日、ごく最近まで首都圏の某球場でビールを売っていた女子大生に裏話を聞きました。客席で売り歩く酒類はビールと酎ハイの2種類ですが、基本的に新人は酎ハイからスタートするとのこと。これは単純に単価の問題でビールは800円、酎ハイは500円。歩合は1杯につき前者が25円、後者20円です。

ただ、新人でも最初からビールを売る子もいるんだとか。「ビール顔と酎ハイ顔があるんです。可愛らしい、いわゆる〝坂道系〟はビール、元気なギャルで前髪のないような子は酎ハイってなんとなく決まってるんです。ユニフォームの色もあるのかも。ビールは黄色い帽子に黄色い服、酎ハイは黄色と青の服なんです」とは彼女の話。

最初は頑張ってもなかなか売れない。皆さん、誰から買うか決めていることが多いんですね。はじめ苦戦した彼女も、やがて常連さんが増えて成績が上がり、トップを取るまでに。200杯売ると3000円のボーナスももらえるんだとか。

「1杯買ってくれたお客さまとはコミュニケーションをよく取ること。そうすると、続けて何杯も買っていただけるんです」と話す彼女はいま、そのコミュニケーション力を生かし、アナウンサー目指して就活中!

ちなみに私が25歳で駆け出しアナウンサーの頃、ビール売りは男性の仕事でした。私が横浜スタジアムのスタンド放送席で実況していたら、まだ学生だった弟が売りに来て、さすがに仕事中にビールは無理なので、ちくわをひとつ買った思い出があります(笑)。

皆さま、故郷でナイターを肴に美味しいお酒を! (フリーアナウンサー)

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