プロ野球12球団は20日、東京都内で監督会議を開催。日本ハム・新庄剛志監督(52)が試合時間の短縮を目的として、「7イニング制」を提唱した。
すでにアマチュア野球の国際大会では一部採用されており、「僕がファンとして球場に行ったら7イニングがいいかな。それとも9回見たい?」と報道陣に逆質問。「ライブでも3時間、聴くのは飽きるよ。野球は特にね。新しいシステムは3カ月すれば慣れる!」と持論を展開した。
監督会議でソフトバンク・小久保裕紀監督(53)は、同様に時短目的で「申告三振」を提案したというが、こちらには「俺は別に…」と関心薄。一方で、ポスティングで米大リーグに送り出した上沢直之投手(30)が、1年で撤退してソフトバンクに移籍したことには、今月9日に不快感を示したのに続いて、この日も小久保監督ら他球団の指揮官を前に苦言を呈した。
議長役のロッテ・吉井監督に「ポスティングについてどう思うか」と水を向けられ、「(米国へ)行ってから1年でダメ、それからソフトバンクに行く流れは止めてくれと言った。だって、めちゃくちゃ強くなって、面白くなくないですか? それはちょっと良くないかな…というのは言いました」。対策として、米撤退後は古巣に戻って「最低1年プレーすること。そうでないと、監督の立場からすれば『はぁ?』となる」と主張。「誰が何と言っても僕はプロ野球界にとってよくないものは違うと伝える」と語気を強めた。 (山戸英州)