西武は19日のソフトバンク戦(ベルーナドーム)に0―4で今季12度目の零封負け。ドラフト1位の武内夏暉投手(22)が7回4失点で2敗目(5勝)、ソフトバンク戦は4戦目で初黒星を喫した。
渡辺久信監督代行(58)は「うまいこと打たれた。うちもなかなか1本が出ないっていうところで、そこの差が出た感じ」とわずか3安打に加え、走塁ミスもあった攻撃を嘆いた。
85試合目で借金は今季最多タイの32。ロッテが敗れたため自力でのクライマックスシリーズ(CS)進出の可能性は残ったものの、もはや消滅は時間の問題となっている。
5位の昨年は自力CS消滅が114試合目の8月29日。4位だった2016年が91試合目(7月26日)の球団ワースト記録で、球宴前に消滅となれば初となる。
渡辺監督代行が帰りの車に乗り込みエンジンをつけると、ラジオから流れてきたのは「ゆけゆけ飛雄馬」のサビの部分。「なんで巨人の星なんだよ!!」と苦笑いするしかなかった。獅子のド根性で何とか逆襲したいところだ。 (塚沢健太郎)
西武―ソフトバンク15回戦(ソフトバンク12勝3敗、18時、ベルーナドーム、2万631人)
ソフトバンク000200200-4
西 武000000000-0
(勝) スチュワート11試合4勝2敗
〔敗〕 武内11試合5勝2敗
球宴前にシーズン終了寸前の渡辺監督代行=19日、ベルーナドーム