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おかげさまで40年 これがWAHAHA本舗だ! ワハハ本舗を襲ったピンチや事件 新作の台本書けず解散危機 「裸の黒子」では某タレントの全裸事件で「ワハハvs警察」が勃発

zakzak by夕刊フジ 2024年8月24日 15時0分

40年続けるとピンチや事件は山ほどある。

台本通りにやる時代から、タモリや所ジョージのように個々に任せる時代の到来もあり、喰始氏はWAHAHA本舗では台本を書かないシステムをとった。

「役者自身が責任を持つために、自分で考えて自分で演じて評価をもらう。そのために台本は書かないけど、アイデアは出すからって」

そうやって始めたのだが、第10回公演で再演2本と、新作1本の台本を書き下ろし、3連続公演をやることになった。

「これが全然書けなかった。仕方がないので今までテレビでやったコントの寄せ集めをやろうとしても、これもギリギリで。稽古らしい稽古もできないままで、面白いわけがない。もうお客さんがみるみる引いていくのが分かるわけですよ。信用がなくなって、『これで劇団も終わったな』って思いました」

しかし、残り数日を中止にすると金銭的な赤字がひどく、別の過去作品に変更して何とか乗り切ったが、これが1回目の解散危機となった。

また「裸の黒子」というネタでは、「ワハハvs警察」も勃発した。

顔は隠しているが下は全裸の黒子で、股間は小さな布だけで、観客に布を渡すという係があり、見ようと思えばチラッと見えてしまう。某タレントが公園で酔って全裸になった事件があったタイミングで、ワハハも警察に通報されてしまった。

「本庁(警視庁)の刑事ら15~16人がドドッと来て『通報があって、今日は見させてもらう』って言うんですよ」

「前張りもダメですか」「ダメだね」と上から目線で、刑事たちはドアの近くで見ている。

「久本と柴田はここぞとばかりに客席へ行って刑事に『ヤッホー』とかやって大サービスの笑いを取ると、刑事も面白がって見てるんです。やらしいことをやってるわけじゃないから」

翌日も警察は確認のためカメラを回すことになるが、結局おとがめなしだった。

9月28日から始まる40歳記念全体公演も、どんな演目になり、何かハプニングが起こるのか。目撃したくなる公演になりそうだ。 =おわり (佐藤栄二) 【次週は2週連続で「舟木一夫 出会いと別れの80年」です】

WAHAHA本舗40歳記念全体公演「シン・シンワハハ40」

9月28日~10月6日の東京・シアターサンモールから始まって、兵庫・神戸国際会館こくさいホール(10月20日)、大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール(11月2日)、12月14、15日の大阪・森ノ宮ピロティホールまで全国17カ所28公演。

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